ポリフェノールとは、植物が外界からのストレスに対抗するために作られた物質です。ビタミン類と同じように抗酸化作用が強く紫外線を吸収して活性酸素などの有害なものを無害に変える作用があり、生活習慣病の予防に役立つ成分です。ポリフェノールには、
アントシアニン(赤ワイン)
カテキン(お茶)
エピカテキン(チョコレート)
ルチン(そば)
コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)
クルクミン(ウコン)
イソフラボン(大豆)
などがよく知られていて8000種類以上ものポリフェノールがあります。
その中でもグアバ葉ポリフェノールは血糖値を下げる役割が強いということで、ヤクルトのトクホ「蕃爽麗茶」が有名です。ヤクルト中央研究所のサイトの中にとてもわかりやすい説明があったので引用させていただきました。
『グァバ葉ポリフェノールは、グァバ茶に含まれているグァバ葉特有の高分子ポリフェノールです。でんぷんや砂糖等の糖質を分解する消化酵素(α-アミラーゼ、マルターゼ、スクラーゼ)の働きを弱めますので、でんぷんからできるブドウ糖の量を少なくすることができます。従って、でんぷん等の糖質を含む食事を食べる際にグァバ茶を飲用すると消化管での糖の吸収が穏やかになり、食後血糖値の上昇が抑えられます。
グァバ葉ポリフェノールの構造は、分子量が約5000~50000のタンニンの重合体です。体内に吸収されずに消化管内にて作用しますので、安全性の面からも優れていると考えられます。この様な事実から、グァバ葉ポリフェノールは糖の吸収を穏やかにする特定保健用食品の関与成分として許可されています。』